QAエンジニアの世界には、現場の苦労がにじみ出た多くの格言が存在します。
仕事の指針や、チームへの啓蒙に使えるものがあると思うのでまとめてみました。
バグに関する格言
「"バグがない"ということは、"バグが見つかっていない"ということである。」
ソフトウェアが複雑である以上、数学的に「100%バグゼロ」を証明することはほぼ不可能です。「現時点のテストで見つかっていないだけ」という謙虚さと危機感を持つための言葉です。
「バグは群れをなす。」
特定の機能にバグが集中するという経験則です。「一つ見つけたら、その周りにはまだ10個は隠れている」と疑う言葉です。
テストのあり方に関する格言
「テストは欠陥があることは示せるが、欠陥がないことは証明できない。」
テストをどれだけ重ねても「品質が良いことの根拠」にはなりますが、完璧の証明にはならないという、QAの限界と責任を端的に表しています。
「早く失敗せよ、頻繁に失敗せよ。」
開発の終盤で巨大なバグが見つかると修正コストが跳ね上がります。できるだけ上流(設計や早い段階のテスト)で問題を見つけることの重要性を説いています。
マインドセット
「QAは"壊す人"ではなく、"作る人"が気づかなかったものを見せる"鏡"である。」
開発者と対立するのではなく、同じゴールを目指すパートナーであることを示す言葉です。バグを見つけることは攻撃ではなく、プロダクトを磨くためのフィードバックです。
「疑え、さもなくば信じよ。ただし検証せよ。」
「たぶん直ってるはず」という言葉を鵜呑みにせず、必ずエビデンス証拠を確認するQAの鉄則です。
自動化と効率
「カオスを自動化しても、高速なカオスができるだけだ。」
テストプロセスが整理されていない状態で自動化ツールを導入しても、無意味なエラーやメンテナンスコストが増えるだけだという言葉です。まずは「何をテストすべきか」という戦略が先です。